耐薬品性に優れた基板コーティングメーカー3選

公開日:2026/06/15
耐薬品性

電子機器の高性能化・小型化が進む中で、基板の信頼性を確保するための防湿・防水・絶縁対策はますます重要になっています。しかし、試作や少量生産では専用設備の導入が難しく、適切なコーティング環境を整えられないケースも少なくありません。そこで注目されているのが、本記事でご紹介する専門メーカー3社の受託コーティングサービスです。

株式会社野田スクリーン

引用元:https://www.nodascreen.co.jp/
会社名株式会社野田スクリーン
住所愛知県小牧市大字本庄字大坪415番地
電話番号0568-79-0222
フッ素コーティング剤の生産・販売で実績をもつ野田スクリーンでは、基板コーティングの受託塗布加工サービスも行っています。電子基板やLED基板などを預かり、主にディスペンサーを用いた精密塗布を実施しています。

3種類の基板コーティング剤から選べる

野田スクリーンは防湿・防水・絶縁に加え、撥水・撥油・指紋付着低減・耐薬品性など、多機能な表面保護を実現する企業です。試作から少量生産まで柔軟に対応できる点も大きな特長です。用途や要求性能に応じて、以下の3シリーズから最適なコーティング剤を選定できます。

・WOPシリーズ(標準タイプ)柔軟性・透明性・密着性に優れ、厚膜形成が可能で、幅広い用途に対応できるバランス型です。
・PCHシリーズ(耐硫化タイプ)耐硫化性と透明性に優れ、腐食環境下での信頼性向上に寄与します。
・INTシリーズ(薄膜タイプ)サブミクロンレベルの極薄膜で、優れた撥水・撥油性と耐薬品性を発揮し、微細部品への影響を抑えたい場合に適しています。

対応可能な塗布方法・実績

塗布方法は用途やロット、製品形状に応じて選択可能です。

・ディスペンサープログラミングされたロボットによる高精度な塗布を行います。量産向きで膜厚のばらつきが少ないのが特長です。
・ディッピング基板を液中に浸漬することで両面塗布が可能です。ただしコネクタ部などはマスキングが必要です。
・筆・刷毛塗布細かな塗り分けに適し、材料ロスが少ない一方で、塗布量にばらつきが出やすい方法です。
・スプレー(エアガン・エアゾール)作業性に優れますが、塗着効率はやや低くなります。

実績としては、大手自動車部品メーカーの評価基板(30~100枚)への均一塗布、中堅産業機器メーカーの少量試作基板(5~10枚)への制約条件下での部分塗布、大手LCDメーカーの海外工場向けロット(400~600枚)対応など、多様なニーズに応えています。

さらに、フィルムコーターやジェットディスペンサー、ピエゾ式ジェットディスペンサーといった専用設備を活用し、高精度かつ安定した加工を実現しています。価格や納期は仕様や数量に応じて個別対応となり、図面や製品情報をもとに最適な提案が行われます。試作・評価段階でのコーティング課題を解決したい企業にとって、非常に実用性の高いサービスといえるでしょう。

株式会社フロロテクノロジー

株式会社フロロテクノロジー
引用元:https://www.fluorotech.co.jp/
会社名株式会社フロロテクノロジー
住所愛知県春日井市神屋町1139-29
電話番号0568-88-4281
着実に高度化・精密化が進むモノづくりの現場では、油や水、指紋、湿気といった微細な要因が品質や歩留まりに大きく影響します。ここでは、フロロテクノロジーの「フロロサーフ」と、そのサポート体制について解説します。

「フロロサーフ」とは

「フロロサーフ」は、フロロテクノロジーが開発した撥水・撥油・指紋付着低減・汚れ防止・防水・防湿・摩擦低減といった多機能を備えたフッ素系コーティング剤・撥水撥油処理剤です。モノづくりの現場で発生する油、水、指紋、湿気などに起因するトラブルを迅速に解決する手段として、多くの実績を有しています。

また、フロロサーフに使用されるフッ素樹脂は、自社内で合成されています。これにより、樹脂組成の変更による特性制御や濃度調整による膜厚制御、さらには使用溶剤の選定変更など、多様な仕様変更に柔軟に対応可能です。蓄積された高度な技術と豊富な実績を背景に、最適な仕様選択と技術的ノウハウの提供が行われています。

カスタマーサービス・ホットラインが問題解決をサポート!

フロロテクノロジーでは、技術的な問い合わせや納期確認などに対応するカスタマーサービス・ホットラインを設置しています。担当者へ直接相談できる体制により、防汚・撥水・防湿といった課題に対してスピーディなサポートが可能です

現場ごとに異なる課題に対して、最適なコーティング仕様の提案から運用面のアドバイスまで一貫して支援しており、トラブルの早期解決と安定した品質確保を実現するパートナーとして、モノづくりの現場を強力にバックアップしています。

日熱工業株式会社

日熱工業株式会社
引用元:https://nichinetsu.co.jp/
会社名 日熱工業株式会社
住所大阪府羽曳野市駒ヶ谷5-4
電話番号072-950-0011
ここでは、日熱工業の基板コーティング剤の特徴と、対応可能な塗布方法・設備について詳しくご紹介します。

耐薬品性を求めるなら「ND-07-WZ」「ND-06-X」

日熱工業では用途や求める性能に応じて、最適なコーティング剤を選択できる点が大きな特長です。耐薬品性を求めるなら「ND-07-WZ」「ND-06-X」がおすすめです。まず「ND-07-WZ」は、耐食性・耐薬品性に優れた高機能タイプです。

電気特性や非粘着性、離型性も高く、総合的な性能バランスに優れています。カラーは黒で、膜厚は200~400μm、耐熱温度は260℃と高温環境にも対応可能です。すべり性も良好で、保護管や加熱ヒータ、薬液タンクなど幅広い分野で採用実績があります。

一方「ND-06-X」は一般工業用途に適したタイプで、機械的強度と耐食性・耐薬品性を兼ね備えています。カラーはグレー、膜厚は300~500μm、耐熱温度は150℃。電気特性と耐蝕性が非常に優れており、保護管や加熱ヒータといった用途で活用されています。ただし、すべり・非粘着・離型性能は標準的なレベルとなります。

充実した塗装設備で多種多様な製品に対応

日熱工業は200kw用キュービクルをはじめ、MAX500℃対応の大型・小型バッチ炉(ウォーターカーテン付ダクト〈SUS製〉)を複数保有しています。さらに小型乾燥炉やコーティング用ブース(パーカーエンジニアリング製)3基、樹脂攪拌装置2基を備え、安定した塗布品質を実現しています。

これらの充実した塗装設備と柔軟な生産体制により、多様なサイズ・形状の製品に対応可能です。量産ラインの構築にも対応しており、顧客が抱える課題や要望に合わせた最適な加工体制を提供しています。熟練の職人による技術と先進設備の融合により、高品質かつ安定したコーティング加工を提供できるため、実績と設備の両面から、信頼性の高い対応が可能です。

まとめ

基板コーティングは、使用環境や求められる性能によって最適な材料・工法が大きく異なります。野田スクリーンは多様なコーティング剤と柔軟な試作対応、フロロテクノロジーは高機能フッ素コーティングと手厚いサポート体制、日熱工業は高耐久コーティングと充実した設備力が強みです。いずれも専門性と実績を兼ね備えており、試作段階から量産まで幅広いニーズに対応可能です。課題に応じて適切なパートナーを選定することが、製品の信頼性向上につながります。

PR液剤販売~コーティング加工までOK!コンフォーマルコーティングは野田スクリーンへ

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会社名株式会社野田スクリーンエア・ブラウン株式会社株式会社フロロテクノロジー
イメージ

引用元:https://www.nodascreen.co.jp/


引用元:https://www.arbrown.com/products/humiseal/



引用元:https://www.fluorotech.co.jp/

会社の強み多様なニーズに応える技術と一貫体制多様な樹脂と装置でトータル提案多用途に対応するフッ素系専門メーカー
コーティング剤の種類3種(フッ素、非フッ素、UV)2種(有機溶剤、UV)1種(フッ素)
塗布方法の多様性DIP(侵漬)、刷毛塗り、スプレー、ディスペンサーなど多様な塗布方法に対応記載なし記載なし
液剤サンプル・新作対応液サンプル提供可
コーティング試作対応可
液サンプル提供可液サンプル提供可
材料開発~一貫対応社内一貫対応輸入販売・技術サポート(自社開発なし)評価・提案・導入支援は社内体制で対応
技術サポートありありあり
施工実績自動車・LCDメーカー・航空機・家電・電子機器等自動車・LCDメーカー・航空機・家電・電子機器等自動車・LCDメーカー・航空機・家電・電子機器等
従業員数210名(2025年4月末時点)94人(2025年3月31日時点)13人(時期不明)
創業年1984年1970年2003年
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公式サイト公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら

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